K駅広場計画

最近新幹線が開通したことでたまに映る駅前計画です。駅前の約2万㎡の敷地を使い、駅前の顔をガラッと変えたものなのですが、伝統色の強いエリアのため、これをどう昇華させるかがポイントでした。と、いかにも自分がやったような書き方になってしまいましたが、私はベーベーだったので、全てが勉強でした。また、豪雪地帯且つ大空間ということも有り、構造的なトライアル。公共空間であることからの安全性、バリアフリー対策。複雑な交通網が入り組んでいる動線整理。などなどまさに都市とは何かということも計画のポイントでした。
そんな一大プロジェクトですが、つい先日、竣工10週年フォーラムを行う運びとなったので、下っ端ながら参加しました。当時は若造だったのですが、あれから20年弱時間が経過し、私もいい大人になったので胸を張って参加したのですが、周りを見てびっくり!みんな白髪の初老・・・改めて、萎縮しました・・・ま、それはそれとしまして、そのフォーラムでは、当時の計画経緯や意匠、構造、設備の考えなどをひと通り振り返り、みんなの意見交換をして解散したのですが、中でも一番驚いたのは、10年前に竣工したプロジェクトなのに話を聞いていて古くないんです。これって当時は、ある意味最先端を行っていたということだと思うんですよ。確かにプロジェクトチームの主要メンバーは皆大先生たちなので当たり前といえば当たり前。でも、このプロジェクト、あまり有名でないのが残念!でもでも、すごいと思う。将来、思育縁澄としてもこんな仕事が出るよう精進ですね。